種類によって治療方法や症状は異なることが多い

人生を投げ出す前に

悩む女性

孤立した感覚が強まる

人の生活は必ずしもうまくいくとはならず、社会生活に嫌気がさしてくることがあります。自宅に引きこもったまま社会的に孤立した状態が続くと無気力感が常に沸くようになり、時にはわざと不摂生な生活を送るなど自暴自棄になることもあります。一度基本的な生活を放棄してしまうと、部屋が汚くなったり外出を控えるようになったりと徐々に疎外感を強めてしまいます。こうした「自虐うつ」の症状は中年以降の真面目な人に多く発生しており、孤独死や社会的損失に繋がる原因として問題視されています。自虐うつの一番危険なところは、常に起こる無気力感で状況を変えようと思えなくなるところです。行動しようと思えなければ本当に何もできなくなってしまうため、気分が冴えない時でも何か行動を起こすようにしましょう。近くのコンビニに出かけるなどでいいので、ずっと動かない状態が続かないようにします。室内にいるよりは、外に出る方が気分が安定しやすいでしょう。近所の人との会話で孤立感が薄れるほか、太陽光には感情を安定させる作用があります。何もしない状態が長く続くと、セルフネグレクトなどで心身ともに不調を抱えるようになります。最悪の結果を回避するため、活動する習慣をやめないようにしましょう。

自虐うつになりかけている人は、人付き合いなど社会に溶け込むことを避けるようになります。何回も飲み会に誘っても全部断るという人などがいれば、自虐うつの予備軍の可能性があるかもしれません。ただ、そう感じても状況のことを露骨に聞くことはダメです。本人にとっても触れて欲しくない事情である場合がほとんどであり、質問が原因で社会への嫌悪感が強まってしまうこともあります。自虐うつの可能性がありそうな人でも、普段通りに接するようにしましょう。社会的な孤立感を感じるのは思った通りの生活ができないことが原因のため、普段の態度を変えてしまうと孤立感を強めてしまいます。また、生活の中で様子見をすることも自虐うつの把握に必要です。家族であるなら、定期的に声をかけてあげるようにしましょう。時間ができた時に本人から話を聞いてあげると、立ち直るきっかけになることもあります。他人同士でも、いつも出かける時間に見かけなくなったり、ごみ出しの回数が極端に減ったりなど、違和感を覚える場面が見られることがあります。この場合でも露骨な話は避け、挨拶するなどで軽く接するくらいがいいでしょう。よく話す間柄なら、しばらく雑談相手になるなどで話をさせてあげると、気晴らしになります。